なぜ哺乳瓶の消毒は必要なの?

育児

こんにちは。

ミルクで育児をされている方は、哺乳瓶の毎回の消毒、めんどうくさいなと思ったことはあるのではないかと思います。

私も、長男は1歳くらいまでミルクを飲んでいましたが、真夜中に起きて哺乳瓶を洗ったり、電子レンジで消毒したりするのは、月齢があさいときは大変だったのを覚えています。

病院からは、毎回消毒するようにと言われていたので、使い終わったら、毎回電子レンジで消毒していました。

でも、6か月を過ぎたあたりから、なんとなく大丈夫かな?と思って、中性洗剤で洗うだけにして、消毒はしないこともありました。

今でも、それでよかったのかどうかはわかりませんが、長男は元気に育っています。

というわけで、今回は、哺乳瓶の消毒は必要なのか?ということを考えていきたいと思います。

前回同様、下記の本を参考にしております。

参考図書:科学的に正しい子育て  森田麻里子著

哺乳瓶の消毒は、細菌から赤ちゃんを守るために行うのですが、実はミルクと関連する病気の原因菌はほとんど決まっています。

サカザキ菌とサルモネラ菌です。

現在の製造技術では粉ミルクを無菌にすることはできず、特に土壌や水など環境中に多く存在するサカザキ菌は、どうしても検出されます。

日本の粉ミルクの調査では、サカザキ菌が検出されたのは2-4%の検体で、その量も333グラム中一個と決して多くはありません。

しかし、サカザキ菌に一旦感染してしまうと、髄膜炎などといった重症の感染症を起こすことがあるのです。

1歳未満の赤ちゃんは感染のリスクが高いといわれていて、特に危険なのは2か月未満の赤ちゃんや、早産や低出生体重児の赤ちゃん、そして病気などで免疫が抑制されている赤ちゃんです。

WHOが発表した2007年のガイドラインでは、粉ミルクの調乳は70度以上で行うようにと書かれています。

サカザキ菌は、71-72度に加熱すれば、およそ0.7秒ごとに10分の1の数に減らすことができます

そして実は、哺乳瓶や調乳に使う道具の消毒も、このサカザキ菌の感染を防ぐのが主な目的です。

というのも過去には、粉ミルクを溶かすために混ぜたスプーンや哺乳瓶を洗っていたブラシから、粉ミルクを通じてサカザキ菌に感染したと考えられるケースが報告されているからです。

このような観点から、WHOのガイドラインでは、哺乳瓶は1歳になるまで毎回消毒することになっています。

 

一方で、アメリカでは消毒はしないのが一般的です。

アメリカのガイドラインで、ミルクを作る際に勧められているのは、ミルクを作る前に手を洗うこと、哺乳瓶や哺乳瓶の乳首をよく洗うこと、室温で2時間以上置いてあったミルクは捨てること、の三つです。

消毒しなくても本当に大丈夫なのかについては、日本で行われた研究が一つありました。

(中略)

家庭用の食器洗い洗剤で洗浄した哺乳瓶からは、90度以上の熱湯や電子レンジで3分以上消毒した哺乳瓶と同様に、菌は検出されなかったのです。

1回だけの実験結果ではありますが、哺乳瓶を使った後にすぐ洗浄すれば、洗剤とブラシだけで清潔に保つことができることがわかります。

赤ちゃんはそもそも無菌ではないですし、手間暇かけて菌を完全にゼロにするのを目指す必要はありません。

汚れが取れ切れていれば、必ずしも毎回消毒する必要はないというのが私の意見です。

ただし、ミルクの汚れが残っていると、その部分に菌が繁殖してしまいます。

汚れをしっかり落とすのが大切です。

大切なのは道具を無菌にすることではなく、菌が繁殖しないよう、汚れを落とすことです。

調乳前の手洗いや、ミルクを作ってからはなるべく放置しないなど、消毒以外にも大切なポイントがあります

うーん。

国によって言うことが異なるのは、こと育児に関しては多いですね。

私はこの記事を読んで、消毒をしなくてもいい!と結論づけるのはどうかと思いますが、そこまで神経質にならなくてもいいのかな、と思いました。

汚れがきれいに落ちているかどうか、はなかなか目視だけで素人が判断できるのか?とも思います。

ただ、何のために哺乳瓶を消毒するのか?ということは、知っておく必要があると思います。

参考になれば幸いです。

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