8月は便秘になりやすい
category: 便秘
更新:2018/8/2
とあるクリニックから聞いた話だが、8月は便秘の患者さんがどっと増えるとか。1−2月も同様だという。どうしてか?腸は、「冷え」に弱いのである。1−2月は寒いため、8月は、お察しのとおり、クーラーが原因。
腸は冷えると、交感神経が緊張して腸のぜん動運動が抑制されてします。カラダが冷えると、普通、自律神経が作用して温めようとするが、10度以上の気温差にはうまく対応できない。今年の猛烈な猛暑は特に、屋外とクーラーで冷えた室内では、10度以上の気温差がある。また、最近は夏の訪れが早く、腸は6月からクーラーで冷やされ、8月には夏バテしてしまい、便秘になりやすい。また、大腸の壁面の弾力は20歳から低下しはじめ、便を押し出す力が弱まっていくため、中年世代の方は特に夏を境に頑固な便秘にならないよう、対策が必要だ。
まずは、腸を冷やさないこと。うすい腹巻をするのはとてもよい。(筆者もやり始めたが、寝るときは特によい)また、便を柔らかくするための水分補給も大切だ。水分の9割は小腸で吸収されるので、水を1000ml飲んでも大腸には100ml未満しか届かない。夏は汗でも逃げてしまうため。多めの常温の水をとろう。
食事では、果物などの水溶性食物繊維と、日本伝統の発酵食がおすすめ。納豆、お味噌汁、ぬか漬けなど、日本人の腸を守ってきた菌をたくさんとるようにしよう。